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社内向け勉強会『ブロックチェーンがもたらす未来』

『ブロックチェーンってよく耳にするけど一体なに?』と言う事で、今回はインターネット以来の革命と言われるほど可能性を秘めているブロックチェーン技術について、一般社団法人日本クリプトコイン協会公認アドバイザーでもあります、相川浩一氏を講師にお招きして新たな情報技術の学びのために社内勉強会を開催しました。

ブロックチェーンとは?
 家電、自動車、ロボット、施設などあらゆるモノがインターネットにつながるIotをはじめ、インターネットは私たちの暮らしに欠かせない存在となっています。しかし、これまでインターネット上でできなかったことがあります、それは「正しさの証明」。従来のデータベースというのは、高機能な中央サーバー(管理者)が存在して、そこにデータをためていくもので、中央集権型などと言われますが、これには管理者の都合によってサービスを停止されればデータベースの中身は消失し、データを抹消される可能性もあります。さらに、サイバー攻撃や内部不正によりデータの中身を改ざんできてしまい、情報の信頼性が組織に依存しています。一方ブロックチェーンは管理主体が存在せず、不特定多数の参加者が存在するネットワーク上で、データを共有しあい、不整合や不正のない取引を実現する自立分散型というもので、ハッキングや改ざんがほぼ不可能であるという堅固な仕組みで成り立っています。つまり、ブロックチェーンが世の中の資産や取引情報をネットワークで『分散』して保持し、それを『共有』する事でビジネス・プロセスの効率を向上させるという事を実現するのです。
 
社会構造を大きく変える可能性

 ブロックチェーンと聞くと仮想通貨を連想する方も多いと思いますが、その技術は仮想通貨だけにとどまりません。だれでも管理者であり決定者である自立分散型の仕組みは、様々な業種・業態のビジネス・ネットワークに適用することができます。例えば、UberやAirbnbなどのシェアリングエコノミーで言うと、現在は事業者が供給者と需要者とを結ぶ「仲介者」としての役割を果たしていますが、過去の利用情報や取引情報がブロックチェーン上に履歴が残ると、それが個人の信用を担保する仕組みとなり、事業者不在のプラットフォームが可能になるのです。今後は、医療や保険、金融など様々な業界でブロックチェーンを使った新たなシステムが開発され、さらに広がりをみせていくでしょう。


少しだけ、いやだいぶ!?理解するのが難しいテーマでしたので、今回は概論とブロックチェーンがもたらす社会変革についてお話し頂きました。世の中の動向や新しい技術を知るだけでも、今まで気にもとめなかった情報を自らキャッチアップしていく、さらにビジネスおいても新たなアイディアが生まれてくると思うと学びの場は大切ですね!


●講師:相川浩一氏
2016年暗号通貨に出会い、システムとしての可能性と新しい概念を知り、これからの時代の取り組み方を学ぶ。
投機的な暗号通貨だけでなく正しい暗号通貨について普及活動を行う。
一般社団法人 日本クリプトコイン協会 公認アドバイザー
https://japancryptocoin.org/
沖縄コミュニケーションサービス株式会社 代表取締役
https://www.ocs78.com/