第6回目のレキオス加盟店様向けセミナーのテーマは【定期借家制度の概要と実践活用・トラブル対応】です。定期借家制度を取り入れてはいるものの、実際の運用方法に不安をもっておられる方が多く、今回は加盟店様からのリクエストにお応えする形で定期借家制度をテーマに開催いたしました。
定期借家制度は、2000年3月1日に施行された「良質な賃貸住宅等の供給の促進に関する特別措置法」に基づき改正された制度。従来は普通借家契約しかなかったが、制度改正により定期借家契約も選択できるようになりました。全国での認知度は過半数を下回り、実際に定期借家制度を利用しているのは全体の3%にしか過ぎません。そんな中、沖縄では比較的に利用率が多く、参加された加盟店様の中でも9割が『利用している、あるいは利用を検討している』という状況でした。
●定期借家契約のメリット
①契約期間が終了すれば契約は終了し、更新がない。
*計画的に事業運営が出来る。
*不良入居者を退去させることに正当事由が必要ない。
②立退料がいらない!
③家賃増減額請求権の排除(特約有効)
④1年未満の契約が可能
⑤再契約時に条件改定が可能
・・・賃貸人にとってメリットが多いと感じる制度ですが、再契約など業務の煩雑さはデメリットな部分と言えるでしょう。